Memoirs of college days 2

3. 海外 - Abroad

日本から初めて出たのは、2年の留学のとき
イギリスのケンブリッジ大学に1ヶ月滞在した
初めての海外としては、そして留学の環境としては本当に恵まれていた
穏やかで、洗練されていて、それでいて開放的な街でのびのびと過ごせ、大学生活の中で最も楽しい期間であった

せっかくなので、今まで書くかく詐欺していた記事をここで少し
留学の時の写真をば

滞在していたカレッジ内にあったJP(ジュニア パーラー)



カレッジ内のライブラリーから見た景色



The River Cam(ケム川)





マンチェスターのパブ
文字通り茶色い食卓を囲んだ赤ら顔の人たちばかり
ここでおじさん(おじいさん?)に絵本をもらったのだった…



Ely で美味しかったクリームティー




ロンドンと言えば!





懐かしいなぁ

正直な話、留学するまでイギリスにはほとんど興味はなかったのだが、この留学を機に考えが変わり、今では最も関心のある国の1つとなった

また初めて日本の外へ出て、しかもそれなりの期間滞在したので、外から日本を見つめる良い機会にもなった
まさに、ふるさとは とおきにありて おもうもの である

それから旅行でイタリアとフランスに行った
どちらも予てから訪れたい国であったため、感動はひとしおだった
結局学生時代にヨーロッパ以外を訪れることはなかったが、若いうちにすべての大陸を訪れたいと思っている
が、1番関心ある地域はヨーロッパなため、しばらくかかるかも…笑

ヨーロッパといえば、このところ痛ましい出来事が多い
いつどこで、誰が犠牲になるかわからない
愛する人を亡くした悲しみは言葉では表せないだろうし、一生癒えることはないだろう

亡くなられたすべての方に、哀悼の意を表します

4. アルバイト - Part time job

高校では禁止だった(し、校則を破るほど強い思いもなかった)ので、大学になって初めてアルバイトをした
ずっとやってみたかったギャルソンと巫女を、自分の思い出のある場所で経験できたのは本当に嬉しかった(しかも化粧なしで!)
特に巫女では神楽舞もさせていただき、貴重な経験だった
結局良いギャルソンにはなれなかったけれど…

アルバイトを選ぶにあたって重視したのは、経験の質
なので時給は特別にいいわけではなかったし、勤務地が家に近いわけでもなかった
が、やはり得られるものは大きく、途中何度も辞めようと思ったが、(意地で)最後まで続けることができた

先日辞めてから初めてバイト先に顔を出したが、キッチンのスタッフが1人しか分からず仰天した
飲食は、本当に人の入れ替わりが激しい
自分がいる間にも、いったい何人の方が入っては辞められただろう…
初日のメンバーが、今では遠い過去になってしまった

5. 愛 - Love

大学生になって初めて、人を愛することを覚えた
それまでは恋愛話を他人事のように聞いていたけれど、それを自分のこととして考える日が来ようとは思わなかった
将来像を考えるときに、結婚して家族と一緒にいるのかな、くらいは思っていたが、その前段階の恋人という存在について、不思議と考えることはなかったのだ

そもそも、恋人がほしいと思ったことは一度もない
ただ、安心して肩を預けられる人がいたらな、とは思っていたが

誰かを想うことで、自分がこんなに変わるとは思わなかった
今まで感じたことのない気持ちで相手のことを見て、考えるようになった

彼は自分の全てではない
けれど今となっては、彼に出会うまでどう過ごしていたのか思い出せない
もし今、彼を突然亡うことになったら…自分はどうなってしまうのだろう

Le vent se lève, il faut tenter de vivre

この先どうなるかは分からないけれど、彼には、幸せな人生を歩んでいってほしいと思う

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以上である
この回顧記を書くにあたって、4年間の学生生活が走馬灯のように思い出された

これから先、いったいどんなことが待ち受けているのか
自分はどんな道を選ぶのか
人生が終わるとき、何を思うのか
その時までに何かを残せているだろうか…

今考えても仕方がないことだけれど、ついそんなことばかり考えてしまう
けれど今できることは、目の前にあることだけだ

不安なとき、嬉しいとき、考えをまとめたいとき、またこんな形で文を綴ろうと思う
まとめはこの辺にして、今までお世話になったすべての方に感謝して締めたいと思います

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