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今年の4月から学生時代、というか今までの人生ではしなかった新たな経験について、書いてみようと思う

1. 社会人
まず今年の4月から、いわゆる社会人として働くことになった
いつまで今の仕事を続けるかは分からないけれど、自分の働きで稼ぎを得て生活をしていくということを始めたのである

いわゆる一般的な大学までの学生というのは、学校側からすればお金を払ってくれるお客さんなのであり、世の中からすれば自分のお金で生活していない人々なのであり、世の中の厳しさを知らない甘ちゃんなのである

学生というのは、それだけで強力なセーフティーネットである
大人たちが学生によく言うことの一つに「良く学び、良く遊べ」という言葉があるが、それは本当にその通りだと思う
別にそれは学生だけの期間に限った話ではもちろんないのだが、要は色んな経験をせよ、ということだと今改めて思うのだった

2. 一人暮らし
職場が全国にあり、家からは通えないため一人暮らしをすることになった
今までずっといわゆる首都圏に住み、首都圏の学校に通っていたので、一人暮らしをする必要がなかったのだ

新居に着いてまず思ったことは、これは全部自分のためだけのスペースなのか、ということ
実は私、自分の部屋というものを22歳の時に初めて持った
それまでは半・一人部屋のようなもので、一応自分の部屋ということだったのだけど、家族のガラクタいろんなものが置いてあったため、しょっちゅう誰かが部屋に来ていた
だから22の時に引っ越して、初めて完全な私室というものを与えられたとき、逆に不思議な感じがした
そんな人間からすると、一人暮らしというのはある意味とても贅沢なのである

それからとても静かなんだな、ということ
自分以外同じ空間に誰もいないのだから当たり前なのだけど、本当に静か、というか無音
最初は慣れなくて、ずっとテレビをつけていた(この私が!)
今はすっかり一人の空間に慣れて、テレビの出番はほとんどないけれど

よく言われる家事は苦にはならない(さすがに深夜帰宅で手の込んだ夕飯を作ろうとは思わないけど)し、何より好きな時間にお風呂に入り、飲みに行ける
かといって別に生活が乱れているわけではなく、今はいい意味で自由にできていると思う

3. 地方暮らし
一人暮らしのところと少し重なるが、初めて首都圏から出て地方で暮らすことになった
今まで引っ越しこそ何度かしたものの、首都圏から出ることはなかったので、一人暮らしよりもむしろこちらの方がインパクトが大きかった

旅で色んなところに行くのは好きだけれど、生活するとなるとそれは全く別の話で、正直最初はイナカ!!としか思っていなかった(いや今も思ってるけど
でも時間が経つにつれて、今までの環境や東京といったものを、客観的に、フラットに見られるようになったなと思う

人が環境をつくるのと同時に、人もまた環境によってつくられる
そのことを、地方に行って実感したのであった

4. タクシー、新幹線
地方で暮らすようになったということで、移動手段も変わった
今まで電車移動がメインだったのが、新幹線とタクシーを使うようになったのである

特に学生時代は余計なところにお金をかけたくなかったので、削れるところは徹底して削っていたのだが、その最たるものが交通費だった
もともと歩くことが好きというのもあって、歩ける距離ならどんどん歩いていた
が、地方ではそうも言っていられないので、タクシーも新幹線も必要な時には利用するようになった

結果、新幹線の利用回数は社会人になってからの半年弱で、大学4年間の利用回数を上回ってしまったのである

5. お金
お金自体は当然使ってきたわけであるが、今までより格段にお金を使うようになった
理由は2つで、
まず一人暮らしを始めて身の回りのものを全部自分で揃えるようになったこと
食材から洗剤から光熱費まで、全部自分でやるのだからまあお金がなくなる
もう1つは、見た目や年齢が好みに追いついてきて、いわゆる大人向けの上質なものを手に取れるようになってきたこと
自分の好みがよりはっきりしてきたこともあるが、今は本当に新しいものとの出会いが楽しいし、お買い物が楽しい(ヴ◯トンの財布を買うようなことは間違ってもないけれど)

よって私のお財布にはお金がたまらないのである

6. 遠距離恋愛
自分ではあまり思っていないのだけど、よく言われることなので書いてみる

私が地方に行ったことで、いわゆる物理的には距離が離れて遠距離恋愛になったわけだが、そんな感じがあんまりしない
もともと会う回数が多いわけでもなかったし、ずっと一緒にいるわけでもなかった
むしろ会う回数が少ない方が普通なので、学生時代も学科内で付き合っている子達を見て逆にすごいなぁと思っていたくらいだ

会わないときの物理的距離は少し離れたかもしれないけれど、それでも首都圏にいたときと感覚は全く変わらない

そんな感覚だからなのか、職場でのあだ名が「筋金入りのマイペース」なのかもしれない、と思う

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