Best 5 movies in Apr-Nov

今年4月〜11月に観た映画のうち、ベスト5作品について載せてみます

1. Brooklyn

アイルランドの小さな田舎まちから大都会ニューヨークへと渡った女性の物語
環境的には全く逆のパターンなのですが、慣れない環境に身を置いたときの心情が身に染みるように伝わってきて、夏の日差しと共に鮮烈に印象に残りました

自分が地方に行くまではほとんど意識していなかったことだけれど、
大都会にはいろんな場所から人が集まってきている、という事実にやっと本当の意味で気がつくことができたのは、今までいた環境から離れたからこそ

主人公が身につけていた数々の美しい緑色
緑色はアイルランドの国色なのだそう

2. Song of the sea

海外では「ポスト ジブリ」と評されるカートゥーン サルーンの製作
アイルランドの神話をもとにしたアニメーション映画です
陸では人間、海の中ではアザラシの姿をとる妖精 セルキー
彼女と兄の幼い兄弟が繰り広げる冒険は、観ているとちょっぴりワクワク、そしてとってもピュアな気持ちになります

まず驚くのは、圧倒的な色彩美
中でも海を舞台としているだけあって、青の美しさは秀逸
さらに全編を通じて歌われる唄が、いつまでも心の中に残ります

Ta me i dtiuin...

3. Un homme et une femme

フランス映画好きな人であれば、そしてある一定以上の年齢の方であれば知らない人はいないであろう名作「男と女」
そのデジタルリマスター版が今年公開されました

幼い頃から憧れていた大人の世界を代表するようなこの映画
ずっと観たいと思っていました
それをスクリーンで、恋人と一緒に観る日が来ようとは
言い表せぬ感慨がありました

同時上映された「ランデヴー」は今年パリに行ったので、途中までは道を楽しみながら観ることができました(坂のあたりで分からなくなった…)
またフランスに行きたい
今度は1か月くらいかけてフランス全土をまわりたいですね
パリには1週間は滞在したいな

4. Me before you

メキシコから戻る機内で観た映画
市内の空港や書店で原作が目立つところに置かれていたので、評判なのだろうなとは思っていましたが、これほど心を揺さぶられるとは思わなかった

イギリスの田舎町を舞台としたラブストーリー(またしてもイギリス)なのですが、単なるロマンスではなく、尊厳死という重いテーマが核にあります
愛する人が自ら「死」を選ぶと知ったら、自分ならどうするか———
ふたりが出した結論に、正誤などないのでしょう

ちなみに邦題は「世界一キライなあなたに」なのですが…もうちょっと何とかならなかったのかな

5. シンゴジラ

圧倒的に洋画を見る機会の方が多いですが、数少ない邦画の中で間違いなく面白かったのがこれ
設定のリアルさが共感を呼び、勧められることの多かった映画
その評判通り、終始食い入るように観ていました
中央官邸で繰り広げられる会議では思わずお腹を抱えてしまったほど
「シン」なだけあって、今までのゴジラを全く観たことがない人でも楽しめたのも良かった

ある人は都市構造、別の人はゴジラの生態など、何を専門としているかでだいぶ感想が別れたこの映画でしたが、私はやはり防衛省に目がいきました

今年も良い映画作品との出会いに恵まれ、気づけば残すところ半月を切っていました
とりあえずみなさまよいクリスマスを!

コメント