Le stylo

万年筆が好きだ
逆に万年筆以外の筆記具が嫌いで、私用で手書きする際は万年筆以外使わない

万年筆といっても吸入式の高価なものではなく、カードリッジ式の安価なものなので、正統派の(?)愛好家からすれば子供みたいなものかもしれないが 笑

日常的に使う筆記具といえばボールペン、シャープペンシル、鉛筆あたりだと思うのだが、
ボールペンは書き心地も、それによって書かれた字も嫌いだ
ボールペンでびっしり文字が書かれた紙なんか見てるとムカムカしてくる
特にインクの溜まり部分なんか、油性のペンだけに「油っぽい」感じがしてしまって気に入らない

シャープペンシルや鉛筆は書き味もさることながら、消しゴムを使うのが面倒だ
自分で書いた文字をわざわざ消すのが面倒くさいし、消した後のカスの処分もめんどくさいと、これで学生のときによく勉強していたものだと自分でも思うほどで、今となっては握りたくもない
(だから当時は極力消しゴムを使わないようにしていた)

翻って万年筆は、ほとんどの場合水性インクなので、紙の上で引っかかりなくサラサラ書けるし、消す必要もない
加えて見た目も美しいと、まさに完璧な筆記具だ
乾かぬうちに擦ってしまった時でさえ、そのかすれ具合がいいと思える
唯一の難点は、水に濡れるとインクが滲んでしまい、ものによってはほとんど消えてしまうこと
だから雨が降ったときカバンの中で真っ先に気にするのは、スマホでもパソコンでもなく(これらも大事だけど)、万年筆でメモしたノートなのだ

日常ではやはり利便性を考えてカードリッジ式にしてしまうが、昔から吸入式の万年筆に憧れていたので、そろそろいい万年筆を手に入れて、なじませながら大切に使っていきたいなと思うこのごろである

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