MAMMA MIA! Movies

先日、公開中の映画「MAMMA MIA! - HERE WE GO AGAIN」を観てきた
結論から言うと、涙なしでは観られなかった
前作は終始ポジティブな感情で笑って観ていただけに(笑い涙はあった 笑)、こんなに感動で泣くとは思わず、いい意味で予想を裏切られた

前作は主人公・ソフィの結婚式を描いていたが(結局式はあげなかったけど)、今作ではその後の展開と、すべての始まり−−−ドナが3人の「父親候補」と出会う過程を描いている
主軸となるメンバー、そして全編ABBAのヒットメドレーによる構成であることは変わらず、新たなメンバーが加わって物語に深みが増した印象だ

この映画の凄いところは、ストーリー構成やキャストもさることながら、劇中での使用曲が本家より良かったりするところだ
たとえば前作の「Does your mother know」は、ターニャの美しさと迫力(笑)もあって、ABBAが歌うよりも好きだったりする
また同じく前作の「Voulez-Vous」も、シーンと相まってとても印象的な曲調になっている

前作を見てから出演陣であったり、ABBAの楽曲であったりと、この作品を構成する要素に幾分か詳しくなったこともあって、本作の公開に合わせて再度観直した際には、以前にも増してこの作品を楽しみ、好きになっている自分がいた
前作を劇場で観なかったことは悔やまれるが(当時はこの映画の存在を知らなかったし、ABBAは名前しか知らなかった)、視野が広がり、人生の中でいくつかの大切な経験をし、価値観が変わったいまだからこそ、この映画・そしてABBAの曲が深く響き、カラオケでテンション爆上げで「Dancing Queen」を歌うのだろう 笑

今までの人生の中で鮮烈に印象に残り、人生観を変えた作品というのは、作品自体の素晴らしさはもちろん、その作品と出会ったタイミングがそれ以上望めないものだったからだと思う
その時の自分にとってまさに必要なものと、まさに必要なタイミングで出会えたときに、驚くほど鮮烈な足跡を、その作品は人生に残していくのだと思う

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