Modern design

表参道にGYREというビルがある
先日久しぶりに立ち寄ってみて、その変貌ぶりに驚いた
と言っても主に変わったのは地下1階で、今まで飲食のテナントが軒を連ねていたフロアが一面インテリアショップになり、一部がダンデライオンのカフェになっていた
(ここに入っていたカルディは全店舗の中でいちばん好きだったので、残念…)

このビルにあるMoMAも以前はよく見ていたのだが、今回久しぶりに訪れてみて、自分の見方がずいぶん変わったことに気づいた
今までは「わあ素敵なプロダクト。でも自分の好みではないし、公共施設とかには映えそうだけど家に飾る感じではないなぁ」と思っていたのが、
「なんてモダンなデザイン!機能性も優れているし、好みのテイストだから家に置きたい!」と思うように
以前はモダンなデザインのものに対して、どこか芸術鑑賞する気分でいたのだが、いまは自分の生活で使用している場面を想像してワクワクするのだ

そしてモダンなプロダクツを見るうちに、ふたつのことを思った
ひとつめは、日用品というのは使ってこそ良さが分かるのであって、使用を想定できないものは(たとえものとして優れていても)心には響かないということ
もうひとつは、もののデザインというのはそのものの機能を活かすためにある、ということ
どちらもとても当たり前で、なにをいまさらと思われるだろうが、MoMAに並んでいるプロダクトを見ていて改めてそう感じたのだ

今回の再訪にあたり、このビルがいつオープンしたのか調べてみたら2007年だった
その頃から随分とテナントが変わったが、MoMAはオープン当初から変わらぬ数少ないテナントのひとつである
オープン当初からある店舗といえば、うかい亭がある
GYREの最上階に位置し、表参道の夜景を望みながらいただけるという鉄板焼きはもちろん、室内装飾やサービスに至るまで、すべてが憧れである
中でも惹きつけられるのは、食後に供されるというブランデーケーキ
これを楽しみに訪れる人もいると聞く絶品のケーキは、今では店頭で購入もできるようだが、やはりお店で食後にいただきたい
そもそも店舗自体GYRE以外にいくつもあるのだが、中学?高校?で表参道店を知ったときのインパクトがあまりにも大きく、いつかは絶対この店で…!と思い続けている憧れの場所なのである

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