Wedding ring

先日の記事でも少し触れたが、昨年の夏結婚した

8年とそれなりに長い付き合いの方なので、一緒に住み始めてからそこまで強い違和感を覚えることもなく、新しい生活に割と早く馴染めた気がする

昨今のような状況なので式や海外旅行は未定だが、指輪だけは先に選んでしまおうということで、一緒に選びにいった
大半のカップルがそうかもしれないが、指輪に対してのこだわりは私の方が圧倒的に強かったので、結婚することが決まってから先に1人で指輪をリサーチし始めた

私の場合エンゲージは必要ないと思っていたし(プロポーズには生まれ年のワインをいただいた)、マリッジも石などがついていないシンプルなものがいいと思っていたが、お店でどシンプルなタイプを試着してみて、全然しっくりこない&テンションが上がらないことに驚き、そこから考えを改め本格的にいろんなタイプを見始めた

さまざまなリングを見ていると、やっぱりエンゲージもいいなと思ったりして 笑、結局エンゲージ含めそれなりの数を見たのだが、正直ピンとくるものがなく、どれも同じに見えるなと思っていたところ、ある一つのリングが目に飛び込んできた

ブシュロンのキャトル ラディアント ソリテールリング
YGとWGのコンビで、WGの部分はエタニティになっている
まさに一目惚れで、すぐお店にも見に行った
実物も違わず素敵だったので、心の中では半ば決まっていたが、いわゆるマリッジなのにエンゲージを選んでもいいものか、その点だけ気になっていた 笑

そこから自粛期間に突入してしまい、リングどころか顔合わせや住居決め等が延期になり、今年中にいろいろ決められるんだろうかと不安な日々が続いた
今はオンラインで結婚指輪を選ぶ人もいるようだが、試着の有無に関わらず、ECでウエディングリングを選ぶことは考えられなかったので選択肢になかった
ファッションリングならともかく、一生に一度であろう記念になるものは、やはり店頭で選びたいと思っていたからだ

その後緊急事態宣言が解除され、顔合わせ・住居決め・引越し等が済み、ひとまず落ち着いたという段階で、いよいよリングを選びに行くことに

予定通り(?)真っ先にブシュロンへと向かい、キャトルラディアントの二連とお伝えしたところ、まず石なしタイプを持ってきてくださったのでそれを試着することに
以前試着したときは個性的なデザインかつ控えめな輝きがいいと思っていたが、なぜかそのときは意外に地味かも?という印象を受けた

一旦そう思ってしまうとさっきまでの勢いはどこへやら、全体の印象やエタニティ部分に隙間があることなどが気になってきてしまい、ダメ押しのように彼があまり似合っていなかったので、本命の石ありタイプを待たず保留となった(多少デザインが違っても、できるだけお揃いが良いと彼が言っていたからだ)

ずっと思い描いて半ば心の中では決めていただけに、その判断をあっさり覆すことになるとは思っておらず、あれだけリサーチしても他にピンとくるものがなかったのにどうしようと半ば途方に暮れた

そこからいくつか店舗を見てまわったが、やはりピンとくるものがなく、今日は終わりにしようと思っていた矢先、カルティエが目に飛び込んできた
正直あまり好きなブランドではなかったので(失礼!)、まあ一応見ておくか…くらいの気持ちで店内へ入ったが、ここでまさかの出会いが

何気なく目に止まったスリーゴールドのリングを、これまた何気なく彼に勧めてみたら、つけた瞬間パッと顔が明るくなり、驚くほど似合っている!
それまでのリングが比較にならないほどしっくりきていて、本人も気に入っているのは明らかだった

あそこまでハッキリした変化を目の当たりにすると、ブランドへの見方も変わってきて、俄然気になり始めた
でもダイヤがないのはシンプルだし、エタニティはデザインを損なっているな…と思っていたところ、ソリテールのタイプを発見したので身につけてみると、華やかかつモダンなデザインでこれだ!としっくりきたのだった

お互いが身につけている姿にとてもしっくりきていたので、半ばこれで決まりかなと思いながらも、一旦持ち帰ることに
あれだけの期間リサーチしたにも関わらず、見始めて1日であっさりひっくり返ったことがやはり少しショックだったので 笑、自分がリングに何を求めているか改めて整理してみたところ、

・コンビ素材
・ダイヤつき

であることがハッキリしたので、それならふたりが本当に気に入るものを、とカルティエのトリニティに心を決めたのだった(結局エンゲージだったけど!笑)

その後はサイズを取り寄せ・比較・刻印のオーダーと1ヶ月ほどかかり、店頭へ受け取りに行ってお互いリングを身につけたときは、なんとも言われぬ感動があった
結婚の実感と、これから共に人生を歩んでいくのだという覚悟と、美しい宝石を前にした高揚感と 笑、いろんな気持ちが相まって束の間放心状態に

指輪なんてなくてもいいという人もいるようだけど、日々美しいものを目にすることで得られる幸福感と、お互いの覚悟を形にできるという点で、指輪でなくても何か常に身につけていられる上質なアイテムを購入するのはとてもいい記念になるのではないだろうか

人生はワインに例えられるけれど、これからの人生を共に歩み、歳を重ねるごとに深みが増し、お互い魅力的な人になれていたらいいなと思っている

コメント