Diabolo - Christian Tortu

先日縁あって、クリスチャントルチュの名花器・ディアボロをお迎えした

結婚式の装花を手がけていただいた大好きなクリスチャントルチュが、今年の4月でブランド終了&店舗も閉鎖とのことで何かオーダーしたいと思い、披露宴でも使用したディアボロを買おうと問い合わせたところ、すでにキャンセル待ちの状態
Mサイズで12人ほど、Sサイズに至っては30人以上のキャンセル待ち!ということで、半ば諦めつつ一応SM両方をキャンセル待ちで予約

回ってきた場合は4月中に連絡があるとのことで待っていたが音沙汰なく、縁がなかったか…と思っていたところ、5月に入ってから連絡があり、Mなら用意いただけるとのこと!
いいお値段なので一瞬迷ったが、これを逃すともう手に入らないかもしれないと思い、結婚式でも楽しませていただいた思い出の花器を迎えることにしたのだった

◯ディアボロ詳細◯
Sサイズ:13×13cm、12000円+税
Mサイズ:18×18cm、20000円+税
両サイズともサイドに「Christian Tortu」のロゴ入り

ディアボロは色や素材がいくつかあるようだが、クリアガラスはどんなテイストにもハマり、花を引き立てつつ花器自体も存在感があるので、品の良い華やかな空間にしてくれる
日本の住宅事情的にSが人気のようだが、Mを自宅のダイニングテーブルに生けてみた感想としては、

・全く圧迫感がない
・華やかさと凛とした存在感が増す
・まとまった量の花を生けられる
・ある程度の大きさがあったほうがインテリアとしても様になり、花がない時でも楽しめる

ので、むしろMの方が使い勝手が良いのでは?と思う
ディアボロを迎えてから改めてこの花器の虜になり、ふと気がつくと花を生けた花器を眺める生活を送っている

ここでせっかくなので、結婚式の装花の話を
上の写真は、披露宴時高砂の装花
高砂をゲストと同じ目線にしたので、Sサイズをいくつか並べていただき、華やかにしつつも視界を遮らないように
2枚目の写真は、披露宴時ゲストテーブルの装花
SとMを組み合わせてメリハリを出し、周りにキャンドルやボールオーナメントを飾っていただき季節感をプラス

装花はほとんどの方が漠然としたイメージしかないと思うのだが、私たちも「青白銀をテーマカラーにしたい」「季節感を出したい」くらいしかイメージがなく、打ち合わせの中で具体的な形にしていった

パレスホテルの場合、サンプルアップと言って実際に一卓分の装花を作っていただき、ここは違うとかもっとこうしたい!という認識の擦り合わせを行うことができる
同じ会場によっても装花でイメージがガラリと変わり、またゲストが披露宴の最初から最後まで目にする大きなパートなので、花にはこだわりがあった

そのため要望を都度伝え、妥協なく準備したが、当日は自分たちらしい空間にしていただき、華やかさと心地良さ、季節感を感じられたのに加え、ゲストからも好評をいただいて嬉しかった
また花器のフォルムに興味を持ち、どうやって生けるんだろうとゲスト同士の会話も弾んだようで、ディアボロがカンバセーションピースになってくれたことも嬉しい

ちなみにパレスホテル内のクリスチャントルチュの店舗はすでにリニューアルされ、後任の新ブランド「72(セブンツー)」がオープンしている
そしてウエディングの装花は、今年8月までがクリスチャントルチュの担当で、9月から72の担当になるそうだ

昨年の結婚式が終わってから我が家の花瓶が急に増え始めたが、ディアボロが来たことで大中小と三兄弟が揃い、どんな花でも対応できるようになったので、これから益々花のある生活が充実しそうである

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