BYREDO

香水というとフランスやイタリア、イギリスばかりだった中で、初めて手に入れた北欧ブランドの香水がBYREDOだった
ちょうど家具や生活様式などで北欧が気になり始めていた時に存在を知り、気になってはいたものの、そこまで強い関心を寄せていたわけではなかった
だがおしゃれな友人が今1番愛用している香水がここのだと知り、俄然強い興味を持ち、いそいそとお店へ向かった

いくつものラインナップがある中で、パッと惹かれたのが「Night Veils」コレクション
通常のコレクションは、ミニマルなボトルに映えるクリアな中身が印象的なのに対し、同コレクションはワインカラーや琥珀色など、濃い色味の中身が特徴
色味からも、また名前からも連想されるように、Night Veilsは夜のためのコレクションで、通常ラインより重めの香り
今までであれば軽いラインを真っ先に見ていたのが、なぜかこの時は重めのラインが気になり、全てテスターを出していただいたところ、ひとつの香りに衝撃を受けた

それが「SELLIER」という香り
レザーを主体としてタバコやオークモスなど、奥行きのあるノートで構成され、まさにLBDにカクテルやシガーを合わせるシーンにぴったりな、大人の夜のための香り
試しにつけていただいたところ、重くはあるのだが、香りに引きずられることはなく、重層的な香りのヴェールに包まれる感覚
重めの香水にありがちな香り疲れがなく、その絶妙なバランスに惚れ込んでお迎えした
それからというもの、頻繁につけているわけではないが、時々無性にこの香りを欲する時があり、身に纏うたび高揚感を覚える最愛の香水となっている

それからしばらくして、先日メイクラインにリップバームが加わることを知った
メイクラインは、特に斬新なパッケージが美しいリップが気になっていたのだが、リップにしては高額なので手を出しあぐねていた
だがリップバームのパッケージを見て、その美しいラインとカラーリングに一目惚れしてしまい、これは手に入れねば…!と火がついた
お店へ伺い香りを試した結果、当初想定していたミントティーではなく、ベルガモットのフレーバーをお迎え
使用した感想はというと、正直市販のリップクリームの方が塗り心地は良いのだが 笑、これは使用感よりこのフォルム&カラーを手元に置いておくことに意味があるので、オブジェとして愛でながらたまに使おうと思っている

香水やコスメのような嗜好品は、成分や香りはもちろん、気分が上がる見た目かどうかがとても大事だと思うので、美しいフォルムやデザインを楽しめるものを、これからも選んでいこうと思っている

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