有永浩太

器が好きで色々見ているが、いわゆる「作家もの」にはほとんど興味がない
そんな私が好きで集めている数少ない作家の一人が 、有永浩太さんだ

彼を知ったキッカケは、モデル・女優の飯豊まりえさんが、雑誌で紹介されていたこと
その凛とした美しい佇まいのガラスに衝撃を受け、実物を見てみたい!手に入れたい!と強く思うように

程なくして、有永さんのインスタで近場にて個展が開かれることを知り、喜び勇んで初日に見に行った
目の前で展開されていた器たちはどれも期待に違わず素敵な佇まいで、うっとり&惚れ惚れ
ガラス好きには夢のような空間にテンションが上がりまくりながらも、記念すべき1品目として何を迎え入れようか、ああでもないこうでもないと言いながら、小1時間近く真剣に迷っていた

最終的に決めたのは、琥珀色の浅めのボウル
色といい用途といい、我が家のアイテムと被らないのが決め手だったが、これが大正解!
フルーツを使ったサラダや冷前菜など、今まで平皿に盛っていたメニューを載せるだけで、食卓がグッと違った雰囲気になり、器の存在の大きさを改めて実感した

それから少しして、先日また個展が開かれることを知りおじゃましてきた
今回のテーマは花器ということで、前回とは異なり花瓶の種類が多く、フラワーベース好きとしてはこれまた嬉しい空間だった

じっくり見て悩んだ結果、取っ手付きのカラフェのようなデザインのものをお迎えすることに
当初は同じ形で取っ手がなく、もっと大きいタイプに惹かれていたのだが、

・多用途に使えた方がより作品を楽しめるだろうなと思った
・カラフェや水差しを持っていなかった
・同じ花瓶でも、取っ手がある方が水を変えたりしやすい

ことから、取っ手付きの方に
全体の凛とした印象に、下部のコロンとしたまあるいフォルムがひと匙の愛らしさを感じさせ、絶妙な塩梅
食卓で花を飾りながら、毎日そのフォルムを眺めてはうっとりしているこの頃である

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