ポケットモンスター、縮めてポケモン
今や世界的知名度と人気を誇るこの作品のアニメ版主人公・サトシの物語が、5日後に最終回を迎える
ずっと追っていたわけでも、熱狂的なファンというわけでもないのだが、小学生のときお世話になったポケモン世代としてとても感慨深いし、新宿駅の巨大広告で一面を飾るポケモンを見たときには込み上げるものがあった
26年間という長きにわたりアニメが続いてきたこと、そしてその間ずっと主人公および声優さんが変わらなかったことは本当に驚くべきことで、一つの時代が終わる感覚だ
当時毎週アニメを見ていたはずなのに、OP/EDやタケシのおねえさん好き(笑)くらいしか覚えていない自分の白状さに驚いたことがきっかけで、今年になって実に20年ぶりくらいにいくつかのエピソードを見たのだが、その際印象に残った点および驚いた点についてまとめてみる
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①ポケモンへの敬意
当初はおそらくそれほど意識していなかったが、改めて見ると、ポケモンの動物的な営みや意志を尊重して描いているのがとても印象的だった
繁殖のためにバタフリーやドクケイルを自由にしたり、モンスターボールを嫌がるピカチュウを外に出して連れ歩いたり、仲間と強くなりたいと願うリザードンに別れを告げたり…
「人間に飼われている」というと、どこかでなんでも言うことを聞いてくれる・聞かせようとしてしまうかもしれないが、それは良くないしあるべき姿ではないんだよ、と言うことを折に触れてきちんと伝えているところに、製作側の強い思いを感じた
②ロケット団
登場人物の中で1番印象に残ったのがロケット団で、前向きさ・セルフブランディング力・発明力などに驚き、感心させられた
前向きロケット団!というEDもあり当時から前向きだなぁとは思っていたが、大人になるとそれがいかに大変ですごいことか痛感する
またヘアメイクやファッション、おなじみのセリフなどのインパクトが強く、完成度も高いので一度見たら忘れないし、結構な頻度で変なメカ(笑)を出してくるので、豊かな発想や優れたスキルの持ち主であることも分かる
大人になると勧善懲悪の物語で、主人公より悪役の方に関心がいったりするが、ポケモンでもそれを実感し、ダントツで彼らの評価が上がったのだった
③ピカチュウ
前2つは大人になったからこそ気づいたことだが、ピカチュウに関してはビックリするくらい知らないことが多かったので、自分でもショックだった
具体的には、まずサトシとピカチュウが初めて会うシーン
サトシが寝坊をしたせいでピカチュウを選ぶハメになったこと、ピカチュウが反抗的・非協力的で、すぐにキレて電撃を流したり、ポケモンバトルを拒否したり、サトシがドジをすると爆笑したり…と、後のピカチュウとはあまりにも違う関係性に衝撃を受けた
それからロケット団がピカチュウを狙うようになった経緯や、進化を拒む理由、サトシと一緒にいることを選んだ理由など、ここぞというエピソードを見た記憶がなかったので、本当にアニメを見てたのか?と我ながら呆れてしまうほど
数少ないエピソードしか見ていないが、その中で1番印象に残ったのが「ピカチュウの森」
サトシとの絆が深まる内容なのだが、ピカチュウの可愛さに開眼するのと同時に、涙なしでは見られない心温まるエピソードなので、私のようにアニメ覚えてない!って人は、初回とこの回を見ることを強くオススメする
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…たぶん初めて、ポケモンについての思いをここまで語った
思いの外長くなってしまったので、ゲームについての感想は次回にしようと思う
とりあえずこれを書いていたら久しぶりに「ミュウツーの逆襲」を見たくなったので(これまた内容覚えてない)、近いうちに観る予定
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