LOEWE

昨年からLOEWEに夢中になっている

LOEWEを初めて知ったのは中学のときで、雑誌に載っていたアマソナを見てロエベというブランドがあることを知ったが、アマソナはとてもクラシカルで端正なデザインなので、マダムが持つブランドという印象を持ち、10代の自分には全然縁がないと思っていた

そこから月日が経ち、ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブディレクターに就任してから、ロエベのデザインが大きく変わった
クラシックな印象から、若い世代の感性に響くモダンでアーティスティックなデザインが多くなったが、今度はその特徴的&インパクトの強い見た目にビックリし、これまた自分には縁のないブランドだと思っていた(クラフトマンシップとしての素晴らしさは理解していたので、店頭に出向いたり冊子を読んだりはしていた)

ところが昨秋に出たマルチカラーのパズルバッグを見て一目惚れし、以来パズルやロエベが頭から離れなくなった
ちょうど夏の終わりから結婚&引越しで物入りだったので、予算的にも気持ち的にも優先度は低かったのだが、一通り必要なものを揃えると、やっぱり欲しい!という気持ちがむくむく湧いてきた

ただシーズンカラーは早い段階で品切れになることが多く、すでに冬を迎えていたのでもう売り切れてるだろうな…と半ば諦めの気持ちで店頭に向かったら、なんと国内在庫ラスト1点があるとのこと!

すぐに出していただき試着したのだが、一緒に拝見した別の単色カラーも気に入ってしまい、すぐには選べず一旦保留に
その後別のアウターを着て再訪したら、当初のマルチカラーがしっくりきたので、ようやくお買い上げすることに‥!

いわゆるハイブランドの現行品バッグはセリーヌ以来なのだが、2つにあまりにも明確な共通点が多かったので驚いてしまった

・分かりやすいブランドロゴが入っていない
・とても上質なレザーを使っている
・デザインが特徴的で、上品な遊び心がある
・そのデザイン性を活かした配色(マルチカラー)である
・ブラウンとグリーンが入った配色である

我ながらハッキリした好みだなぁと思うが、同じアイテムでも配色が異なるだけで別アイテムかというくらい印象が変わるので、これだ!と思うものに出会うまで響かないのだ

久しぶりに満足のいく買い物ができたので充実感がとても大きく、週末出かける時は毎回このバッグを使い、家にいる時はインテリアとして飾っているほど気に入っている
本当に置くだけで絵になるので、アートとしての役割も兼ね備えているのだ

以前はアート要素の強いものは自分の生活に合わない、と思っていたのだが、年々アート要素を求めるようになっているので、ロエベのクラフツマンとしての素晴らしさだけでなく、アートとしての感性の高さがようやく理解できるようになったのかも知れない

一度アートとしての側面を理解できるようになると、ロエベのプロダクツを積極的に自分の生活に取り入れたい!と思うようになり、バッグだけでなくウェアや雑貨など、いろんなプロダクツを見るようになったのだが、その中でビックリなことに、今度はブローチが気になり始めた

ロエベのロゴをデザインしたものなのだが、そのフォルムがアーティスティックかつモダンでありながらエレガントで美しく、今までブランドロゴものに見向きもしなかった自分からすると、かなりの驚きだった

ちょうど妹もロエベが気になっていたようで、それなら一緒に見に行こうと、店頭にてブローチを試着させていただいた
当初シルバーがいいなと思っていたのだが、妹に「絶対マルチカラーが似合う!」と断言されてしまい 笑、めでたくマルチカラーに(妹はローズゴールド)

妹はまったく好みが違うので、幼少期を除いて「お揃い」はないかと思っていたけど、最近彼女の好みの範囲が広がってきて、このロエベのブローチや以前記事にしたオーラリーのコート(Balmacaan Coat)など、お揃いができるようになってホントに嬉しい

初めてブランドを知ってから購入に至るまでを振り返ると、色んなことが思い出され、とても感慨深いものがある

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