Balmacaan Coat

前々回の記事(AURALEE)でフラグを立てたAURALEEのステンカラーコートを手に入れた
今季20ssのコレクションのもので、ルックで見てはいたものの、実物を目にしても気づかないほど写真とは異なって見えた(ルックは自然光のもとでより白っぽく見えた)

ステンカラーの筆頭はベージュやネイビーだと思うが、これは薄いブルーのグラテーションで、「Morning Blue」というなんとも洒落た色名がつけられている
1着目にしては随分チャレンジングなカラーだが、ステンカラーに限らずなかなかお目にかかれない配色に一目惚れしてしまい、他のを見ても心が動かなかった
また特筆すべきはレングス
今はゆったりとしたシルエットのロング丈が流行っているが、これは私の身長(160cm)で着るとくるぶし付近までくるスーパーロング丈
自分の中で以前ならこの長さはあり得なかったが、今ではむしろしっくりくるのだから、流行や気分とは移り変わるものである
トレンチ同様肩周りがごく自然にフィットし、体型・服ともにシルエットがキレイに映えることや、極上の肌触りも決め手に

前回かなりの時間悩んでいたのが印象的だったのか、再訪した際スタッフに「お待ちしてました」と言われてしまったが 笑、それほど悩ましい、けど充実していて楽しい時間を店頭で過ごすことができた

こうして二期連続でオーラリーのコートを手に入れることになったが、同じブランドのものを、しかもアウターを連続で手に入れたことは今までになく、自分でも心底驚いている
そもそも服やファッションは好きだが、ブランドに固執しない時期が長かった私にとって、オーラリーは久しぶりに特定のブランドへフォーカスするキッカケとなった
(記憶を掘り返してみると、小学生の頃に好きだったエルプチ以来かもしれない)

私の中で「ブランド」は、特定のロゴマークをありがたがる信奉者が好むイメージがあったので、反抗心からか、はたまた天邪鬼な気質からか、質が良く目立つマークのない服をその時の感性で選んでいた
だがいわゆる「服好き」と接するようになってから、質が良いのはもちろん、違った観点から服づくりやブランドの背景を見るようになり、結果オーラリーにハマっている次第である
毎シーズン着たいものが変わっていたこともあるが、完全に勉強不足だったため、選ぶ視点が曖昧だったなぁと今なら思う
そのせいで随分ファッションでの遠回りをしたような気もするが、全部自分で選びとってきた道なのだから悔いはない、とカッコよくまとめることにしよう 

いろいろ知ればますます楽しい、奥深き服の世界に今日もこれからも、ずっと虜

AURALEE 2020 ss Look bookより

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